スコア90を切ると周囲から「ゴルフが上手い人」と認識されてきます。
しかし、多くのアマチュアゴルファーはスコア90台で停滞しています。
100切りからスコアが伸びない…
ショットは良いのに
スコアは良くならない…
90切りに重要なのはコースマネジメント力で、特別な技術やセンスではありません。
無謀な攻め方を避け、次のショットを意識しはじめると90切りが見えてきます。
この記事では、
スコア90台で停滞している方が、次のステージに進むためにコースマネジメントの基本を解説します。
すぐに実践できてスコアアップに効果的です。
ぜひ参考にしてください!
コースマネジメントを知って、
ゴルフ仲間をあっと言わせよう!
90切りの極意|コースマネジメントは「ボギーオン・2パット」
スコア90の目安はダボ以上を出さないこと。
全ホールボギーでスコア90なので、1ホールでもパーを取れれば90切り達成です。
つまり、90切りの極意はボギーオン狙いを徹底すること!
パーオンを狙い始めるのは
90切りしてからにしよう。
- ナイスショットが必要ない
- 各ショットの難易度が下がる
- パットが入ればパーも取れる
100切りで停滞している多くの人は、
良いスコアを目指して全ホールでパーを狙いがち。
その結果、余計なミスをしてダボ以上を出してしまう…そんな経験ありませんか?
スコア90台ゴルファーのパーオン率は10〜20%程度。
パーオンを狙うには相応のリスクが生じます。
スコア90台で伸び悩む人は、
パーオン狙いで2打目にウッドを使用しがち。
ボギー狙いならミドルアイアンで余裕を持って狙えます。
パーオン狙いとボギーオン狙いでは、クラブ選択の時点で難易度が大きく変わってしまいます。
90切りまでは、
ボギーオン狙いを徹底しよう!
90切りのコースマネジメントとは?
スコアを出すための具体的な3つのポイント
ボギーオン狙いに必要なのは、ナイスショットを打つ技術ではなくコースマネジメント力です。
プロや上級者のコースマネジメント方法ではなく、90切りのレベルに応じたコースマネジメント方法を知りましょう。
90切りレベルでは、グリーンから逆算するコースマネジメントを身に着けましょう。
- グリーンを狙うクラブを限定する
- 「次の1打」が打ちやすいエリアを考える
- 致命的なミスを徹底して避ける
具体的に解説していきます。
ポイント①|グリーンを狙うクラブを限定する
ゴルフはより遠くに飛ばす競技ではなく、より少ない打数でコースを攻略する競技です。
グリーンに近づくことばかり意識して、中途半端な距離のアプローチを残した経験はありませんか?
半端な距離のショットほど力加減が難しく、ミスを誘発してしまいます。
90切りコースマネジメントの第一歩はグリーンから逆算して得意な距離を残すことです。
まずはグリーンを狙えるクラブを知ろう!
あなたにとって、
グリーンを狙えるクラブが何本ありますか?
グリーンを狙えるクラブ
=3回打てば2回グリーンに乗るクラブ
スコア90切りには、PW〜8アイアンでグリーンを狙える技術があれば十分です。
もちろんグリーンを狙えるクラブが多いほど、コース戦略の幅は広がりますよ。
●ヤードなら「狙える!」
という得意距離を見つけよう!
グリーンを狙えるクラブを見つけるには、
各クラブの縦距離・横距離のばらつき具合を数値で知ることが効果的。
高精度ゴルフシミュレーター搭載のインドア練習場では、ショットデータを数値化できるのでおすすめです。
ポイント②|「次の1打」が打ちやすいエリアを考える
90台で伸び悩む多くの人が、目の前の1打だけに集中してしまいがち。
目の前の1打だけでなく、次の1打を想定して狙いを決めましょう。
一発逆転を狙う無謀な1打は、その日のラウンドを台無しにします。
次の1打が打ちやすいエリアとは
- フェアウェイキープが最優先
- 落下地点とグリーンの間にバンカーや池がない
- 飛距離より平坦なエリアを優先する
90切りのマネジメントは、
難しいショットを極力減らし、簡単なショットが打てる状況を作り続けるのがキモです。
グリーンをより良い状態で狙うために、まずはフェアウェイキープを徹底しましょう。
マネジメント レベル | 90切りレベル | 100切りレベル |
---|---|---|
ティーショット | ドライバーで200ヤード | ドライバーで200ヤード |
2打目 | PWで100ヤード先のフェアウェイ | FWでグリーン周りのラフ |
3打目 | ウェッジでフルショット | ウェッジでコントロールショット |
次の1打を想定したマネジメントができると、クラブ選択の時点で成功率の高いクラブを選べるようになります。
難易度が下がってミスショットが減り、スコアがまとまります。
ポイント③|致命的なミスを徹底して避ける
ゴルフはミスのスポーツと言われています。
スコアを出すためには、ナイスショットの確率を増やすより致命的なミスをしないことが重要。
ダフってもトップしても、致命的なミスをしなければそれでOKです!
- ハザードは徹底して避ける
- ラフからのショットは脱出が最優先
- グリーン周りは極力転がす
ハザードは徹底して避ける
最もスコアを崩しやすいのがバンカーや池・OBなどのハザードです。
誰しもが避けようとマネジメントしますが、あなたは本気でハザードを避けていますか?
右サイドに池があるから左サイドを狙ってショットする
160ヤード先に池があるから150ヤードしか飛ばないクラブを選ぶ
90切りレベルではハザードを横距離ではなく縦距離で回避しましょう。
絶対に届かないクラブを持てば安心して攻められます!
ラフからのショットは脱出が最優先
前のショットでラフに入ったときに、いつもと同じ距離感でクラブを選択していませんか?
ロングアイアン以上でラフからショットが打てるのは、上級者だけです。
無理に長いクラブを選ぶとミスショットやラフ地獄の始まり…
大叩きしてしまう要因になります。
ラフに入ってしまったときは前のショットのミスだと割り切り、確実にフェアウェイをキープできるクラブを選択しましょう。
ラフからは7番アイアン以下がおすすめ!
グリーン周りは極力転がす
グリーン周りからはウェッジを使う!と決めかかっていませんか?
グリーン周りのショットは、ピンに寄る可能性が高いなら何をしてもOK。
できるだけ転がす選択をするとミスする確率が抑えられます。
芝が短い花道からはパターも使えますし、ピンまで距離があるなら9番アイアンでパターのように狙ってみましょう。
- ふわっと浮かせたアプローチ
- キュキュッと止まるスピンアプローチ
これらは90切りには必要ありません
90切りのコースマネジメントによくある誤解3選
多くのゴルファーがスコア90台で停滞している要因の1つに、コースマネジメントの誤解があります。
- ナイスショットでスコアが良くなる
- いつでもピン方向に目指して打つ
- 打ちっぱなし練習がスコアに繋がる
コースマネジメントの視点から、よくある誤解3選と解決策を紹介します。
よくある誤解①|ナイスショットでスコアが良くなる
ナイスショットで飛距離が出ると、とても気持ち良いですよね!
しかしコースマネジメントを考えると飛ばし過ぎもミスのひとつになります。
90切りの基本は、逆算するマネジメント!
予想外に飛び過ぎてしまうとグリーンまで半端な距離が残り、力加減の難しいアプローチが残ってしまいます。
普段の練習では最大飛距離に一喜一憂するのではなく、ミート率(スマッシュファクター)に注目しましょう。
ミート率が高くなるとスコアが安定します。
よくある誤解②|いつでもピン方向を目指して打つ
ラウンド経験が少ない人ほど、全ショットでピン方向を目指してショットしてしまいがち。
そのルートには罠がたくさん仕掛けられています。
- ドライバーの落とし所のフェアウェイが狭い
- 2打目でグリーンを狙うときに木が重なる
- つま先上がりの傾斜でピンの左脇に池がある
などゴルフコースには設計者の工夫をこらした罠が設置されてます。
90切りには自分の技量だけでなく、コース設計者の罠を見破る知識や経験が重要になります。
これらはラウンド経験を積み重ねることで身につきます。
成功・失敗に一喜一憂していては上達はできません。
よくある誤解③|打ちっぱなし練習でスコアが良くなる
練習場でのショット練習はスイングの再現性を高める効果的な練習のひとつ。
しかし、90切りレベルではラウンド経験のほうが大きくスコアに影響します。
ラウンドでの失敗体験は、コースマネジメント力を高めるための貴重な経験です。
失敗体験を繰り返し、
ミスが多いシチュエーションを覚えましょう!
ラウンド経験の中には、スコア分析からは見えないスコアアップの秘訣が隠れています。
しかし多くのアマチュアゴルファーにとって、月に何度もラウンドしている方は少数派ですよね。
そんな時に活用したいのがラウンド特化型のインドア練習場。
仕事終わりに高精度シミュレーターを使って90切りに必要なラウンド経験を積み重ねられます!
ボギーオン・2パットのマネジメント例
ボギーオン・2パットを徹底するのが90切りコースマネジメントの基本だとお伝えしてきました。
ラウンド中になにを考え、どんな選択をするかを実際のプレーをイメージしながら理解を深めていきましょう。
想定はパー4・400y
よくあるホールです。
1打目|ティーショット
ティーショットでは飛距離よりもOBや池、バンカーを徹底して避けましょう。
コースレイアウトを確認し、自分の落下地点エリアの状況を確認しましょう。
ティーイングエリアから見える景色に騙されてはいけません。
ティーイングエリアにはたくさんの罠が仕掛けられています。
- ティーマークが真っすぐ向いていない
- ティーイングエリアに傾斜がある
- 落下地点のフェアウェイが狭い
落下地点付近にハザードがあるなら、そこまで絶対に届かないクラブを選びましょう。
時には、ティショットでドライバーを使わない勇気がスコアに繋がります。
2打目|狙いやすい位置に運ぶショット
ティーショットが成功してフェアウェイキープできると、2打目でグリーンを狙いたい気持ちが強まります。
しかし、グリーンを狙っていいのは、ショートアイアン以下で狙えてハザードのリスクがない場合のみ!
自信を持って狙える状況以外では、グリーンを狙いたい欲望をしっかり抑えましょう。
2打目で最優先するのは、3打目を良い状態から得意距離でグリーンを狙えるようにすること。
- 傾斜の少ないフェアウェイ
- グリーンとの間にバンカーや池がない
- 得意な距離を残す
得意距離は練習で増やしましょう!
3打目|グリーンを狙うショット
ここまでくれば、あとは自信を持ってグリーンを狙うだけ。
まずは、GPSナビでグリーンまでの距離を確認します。
- フロントエッジまでの距離
- フロントエッジからピンまでの距離
- ピンからバックエッジまでの距離
- 左右前後のハザードの位置
グリーンを狙うショットでは、ピンを直接狙わずに乗せることを重視しましょう。
フロントエッジ〜グリーン真ん中狙いがおすすめ!
4〜5打目|パターで勝負
パター勝負といっても、1パットでねじ込もうとしてはいけません。
確実に2パットを勝ち取るためには、距離感を大きく間違えないことです。
距離感を磨くために必ず歩測をしましょう。
例えパットが失敗しても、歩測という基準があると失敗も経験値に変わります。
距離感を大きく間違えないコツは
歩測でトライ&エラーの積み重ね!
まとめ|コースマネジメント力を高めるためには実践力を磨こう
コースマネジメント力を身につけるには、実際にコースでラウンド経験を重ねるのが最短ルート。
しかし、ゴルフ場でラウンドするには時間もお金もかかってしまい、たくさんラウンドするのは現実的ではないですよね。
月一のラウンドだからこそ良いスコアで楽しみたい!
私自身、仕事や育児に追われラウンド機会が少なく、数少ないラウンドをより楽しむために練習しています。
そんな方におすすめの実践力の磨き方を紹介
少ない練習時間でスコア90切りを目指すには、
実戦さながらの環境で練習できるインドアゴルフ練習場を活用するのがおすすめです。
VISIONシリーズ|実践力が身につく!おすすめシミュレーター
高精度シミュレーターの中でも、ラウンド練習に特化しているシミュレーターは限られます。
コース戦略やクラブ選択など、より実践的な練習には本物さながらのプレー環境での練習が必須です。
実際に使用したシミュレーターの中で最も秀逸だったのはGOLFZON製のTWO VISION。
- ボールのライに合わせ、足元のデュアルプレートが傾斜を再現
- 3種類のマットでフェアウェイやラフ、バンカーの打感を再現
- 米LPGA公認の超高性能カメラセンサーT2システムを導入
- ラウンド記録やスイング動画をいつでもアプリで確認できる
90切りを目指し実践力を身につけるなら、VISIONシリーズが導入されているインドア練習場がおすすめです。
コースマネジメント力が伸びる!おすすめ実践型インドアゴルフ練習場
VISIONシリーズが導入されているインドア練習場を紹介します。
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一方、充実した施設環境や同伴利用可など、友人と一緒に使うなど使い方次第ではコスパ良く練習できます。
施設名 | マイゴルフレンジ | ゴルファーズ24 | ARAVAGOLF |
---|---|---|---|
お試し体験 | 無料体験あり 90分 | 無料体験あり 75分 | 体験あり(5,500円) 50分 |
標準プラン 料金/利用時間 | レギュラープラン 38,000円/月 90分/1コマ | レギュラープラン 28,500円/月 75分/1コマ | スタンダード会員 22,000円/月 50分/1コマ |
営業時間 | 24時間営業 ※店舗による | 24時間営業 ※店舗による | 24時間営業 ※店舗による |
同伴者数 | 2名まで無料 | 3名まで無料 | 3名まで無料 ※店舗による |
店舗数 | 14店舗 (東京:13店舗) (福岡:1店舗) | 14店舗 (東京:7店舗) (関東エリア:3店舗) (関西エリア:2店舗) (九州エリア:2店舗) | 13店舗 (東海エリア:8店舗) (仙台エリア:4店舗) (京都エリア:1店舗) |
口コミ | マイゴルフレンジ | ゴルファーズ24 | ARAVAGOLF |
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